滋賀県にお住まいの皆さん、そして滋賀県を訪れる予定の皆さん、こんにちは!
2026年の夏も、連日のように「危険な暑さ」という言葉をニュースで耳にする厳しい気候が続いていますね。
滋賀県といえば、日本一の面積を誇る美しい琵琶湖。湖水浴やキャンプ、湖畔のドライブなど、夏ならではの素晴らしいレジャーが盛りだくさんです。しかし、近年は気温が35度を超える猛暑日も珍しくなく、少し外を歩くだけでも息苦しさを感じるほどの酷暑となっています。
そんな命の危険すらある暑さから身を守るため、今年ぜひ皆さんに知っておいていただきたいのが「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」の存在です。
「言葉は聞いたことがあるけれど、実際どこにあるの?」「誰でも勝手に入っていいの?」と疑問に思っている方も多いはず。今回は、滋賀県内のクーリングシェルターの場所や、利用する際のルール、見つけ方について、分かりやすく徹底解説していきます!
1. そもそも「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」とは?
最近よく耳にする「クーリングシェルター」ですが、正式名称は「指定暑熱避難施設」といいます。これは、気候変動適応法の改正に伴い、極端な高温による熱中症の健康被害を防ぐために市町村長が指定した施設のことです。
「熱中症特別警戒アラート」が発表された際など、危険な暑さに見舞われたときに、一般の人々が一時的に暑さをしのぎ、涼むための場所として開放されます。
これまでの「休憩所」と何が違うの?
最大のポイントは、「冷房設備が適切に稼働していること」と「アラート発表時には確実に一般開放されること」がルールとして定められている点です。公共施設だけでなく、条件を満たして自治体と協定を結んだ民間施設(ショッピングモールや薬局など)もクーリングシェルターとして指定されています。
「今日は暑すぎてめまいがする…」そんな時に、誰でも気兼ねなく逃げ込める「命を守るオアシス」として機能するのが、このクーリングシェルターなのです。
2. 滋賀県内のクーリングシェルターはどこにある?【市町別の特徴】
滋賀県内でも、各自治体がそれぞれの地域性を活かしてクーリングシェルターの指定を進めています。2026年の運用期間(例:4月22日〜10月21日など)に合わせて、代表的な市町の取り組みを見ていきましょう。
大津市の取り組み:地域の「薬局」が涼み処に!
県庁所在地である大津市では、小松市民センターや木戸市民センター、和邇市民センターといった身近な公共施設(市民センター)が多数指定されています。
しかし、大津市の最も特徴的な素晴らしい取り組みは「地域の薬局」がクーリングシェルターとして参加している点です。
大津市と大津市薬剤師会が協定を結び、市内の40以上の薬局が「涼み処」として開放されています。薬局であれば街のあちこちにありますし、何より「薬剤師さんが常駐している」という絶対的な安心感があります。「少し気分が悪いな」と感じたときに涼ませてもらいながら、日頃の健康相談や熱中症対策のアドバイスをもらうこともできる画期的な仕組みです。
草津市の取り組み:お馴染みの大型商業施設で涼む!
草津市では、市役所や各地域のまちづくりセンター(渋川、老上、玉川など)といった公共施設に加え、私たちが普段からよく利用する大型商業施設が積極的にクーリングシェルターとして指定されています。
例えば、以下のような身近な施設が対象です。
- イオンモール草津(新浜町)
- アル・プラザ草津(西渋川)
- くさつ平和堂(大路)
ショッピングモールであれば、開放時間も長く(営業時間内)、広いスペースでゆっくりと体を冷やすことができます。お買い物の予定がなくても、「危険な暑さだからイオンモールで一旦涼んでいこう」という使い方が公式に認められているのは、非常に心強いですね。
多賀町・豊郷町の取り組み
多賀町や豊郷町でも、町役場のロビーなどをクーリングシェルターとして開放しています。また、豊郷町などではさらなる熱中症予防のため、条件を満たす民間施設からの応募を随時受け付けており、地域全体で町民の命を守るネットワーク作りが進められています。
3. クーリングシェルターを利用する際の「4つのルールとマナー」
「誰でも利用できる」クーリングシェルターですが、あくまで「一時的に暑さをしのぐための避難場所」です。カフェやレストランとは異なるため、施設を提供してくださっている管理者や、他の利用者への配慮が必要です。
以下の4つの基本的なルールとマナーを守って、気持ちよく利用しましょう。
① 飲料水は自分で持参する
クーリングシェルターは「涼しい場所」を提供するものであり、原則として飲み物の無償提供はありません。熱中症予防には水分補給が不可欠ですので、マイボトルやペットボトル飲料は必ず自分で用意して持ち込みましょう。
② 温度調節の要望は控える
「ちょっと寒すぎるからエアコンの温度を上げて」「もっと冷やして」といった個別の要望には応じられません。施設全体で適切な温度設定がなされていますので、寒暖差が気になる方は、サッと羽織れるカーディガンなどを一枚持っておくと安心です。
③ 施設のルールと管理者の指示に従う
施設ごとに「ここで涼んでください」という指定のスペース(ロビーや専用サロンなど)が決められています。立ち入り禁止の場所に入ったり、大声で騒いだりせず、施設管理者の指示には必ず従いましょう。
④ 譲り合って利用する
座席数や受け入れ可能人数には限りがあります。体調が回復し、十分に体が冷えたら、次に必要としている方へ席を譲るという「助け合いの心」を持ちましょう。
4. クーリングシェルターはどうやって見つけるの?
「今すぐ涼みたいけれど、どこがクーリングシェルターか分からない!」という時のために、見つけ方のコツをご紹介します。
一番分かりやすいのは「目印となるポスターや『のぼり旗』」です。
指定された公共施設や民間施設(大津市の薬局など)の入り口には、「クーリングシェルター」であることを示す共通のマークが描かれたステッカー、ポスター、または青や白を基調としたのぼり旗が掲示されています。街を歩く際は、この目印を意識してみてください。
また、お出かけ前には各市町村の公式ホームページを確認するのが確実です。
草津市や大津市などのホームページには、指定施設の一覧表(PDFなど)や、開放できる人数、利用可能な曜日・時間が詳細に記載されています。「日曜日は開いていない」といった施設もあるため、事前にスマホでチェックしておくことをおすすめします。
5. 施設に行けない時の熱中症対策・基本のおさらい
クーリングシェルターは外出時の強い味方ですが、熱中症対策の基本は「危険な暑さの時は、そもそも不要不急の外出を避けること」です。
最後に、自宅でできる基本の熱中症対策をおさらいしておきましょう。
- エアコンをためらわずに使う: 「電気代がもったいない」「冷房は体に悪い」という考えは、現代の災害級の猛暑では非常に危険です。室内温度を適切に保ちましょう。
- こまめな水分・塩分補給: 喉が渇く前に飲むのが鉄則です。大量に汗をかいた時は塩分タブレットやスポーツドリンクも活用しましょう。
- 周囲への声かけ: 高齢者はお部屋の暑さや喉の渇きを感じにくくなる傾向があります。ご家族やご近所の方へ「エアコンつけてる?」「お茶飲んでる?」と声を掛け合うことが、命を救うことに繋がります。
万が一、自宅にエアコンが無い、あるいは故障してしまったという緊急事態の際にも、今回ご紹介したクーリングシェルターへの「避難」を迷わず選択してください。
まとめ:地域全体で涼しさをシェアして、安全な夏を!
いかがでしたでしょうか。
2026年の夏も厳しい暑さが続いていますが、滋賀県内の各自治体や民間施設の方々の協力により、私たちが安全に一息つける「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」のネットワークは年々広がっています。
大津市の薬局での健康相談や、草津市のショッピングモールでのクールダウンなど、身近な場所が私たちの命を守る避難所になっています。
「自分はまだ大丈夫」と過信せず、外出中に少しでも暑さでしんどいなと感じたら、ぜひお近くのクーリングシェルターのマークを探して、躊躇せずに涼ませてもらってくださいね。ルールとマナーを守って涼しさをシェアし合いながら、この過酷な夏をみんなで安全に、健康に乗り切っていきましょう!
それでは、良い夏の滋賀ライフをお過ごしください!




