大津の秋を彩る大津祭が今年も開催されます。闇夜に浮かぶ曳山が美しい宵宮が10月12日(土)、華やかな曳山が市内中心地を巡行する本祭が10月13日(日)です。
2024年の曳山巡行本鬮順
今年の曳山巡行の順番が9月16日くじ取り式で決定しました。
先頭(くじ取らず)の西行桜狸山を除いて、一番手は源氏山と決まりました。
源氏山は紫式部が石山寺で源氏物語を執筆している様子を表現したからくり。今年はNHK大河ドラマも紫式部を主人公とした「光る君へ」ですから、ナイスタイミングですね。
巡行の順番は以下の通りとなります。
不鬮取 西行桜狸山 鍛冶屋町 1 源氏山 中京町 2 湯立山 玉屋町 3 猩々山 南保町 4 西宮蛭子山 白玉町 5 孔明祈水山 中堀町 6 龍門滝山 太間町 7 神功皇后山 猟師町 8 郭巨山 後在家町・下小唐崎町 9 月宮殿山 上京町 10 殺生石山 柳町 11 西王母山 丸屋町 12 石橋山 湊町
今年の注目は月宮殿山
祭り本番で注目されるのは毎年、国庫補助事業で修理・復元新調される文化財です。
今年の目玉は、総額2900万円を費やして復元新調した曳山”月宮殿山(げっきゅうでんざん)”の前懸幕(まえかけまく)(縦163センチ、横186センチ)と胴懸幕(縦163センチ、横276センチ)です。
この山は、金箔で飾られた牡丹彫刻や水波の宝珠など、独特な装飾が施されており、その美しさは見る者を魅了します。また、この山は伊勢松坂三井家によって所有されていたことがあり、トロイ落城の情景を描いたゴブラン織の見送り幕は、国の重要文化財として指定されています
本祭の曳山巡行も見ものだけど、宵宮での曳山巡りも楽しい
市内中心部を巡行する本祭の曳山巡行も見応えがありますが、前夜の宵宮での曳山巡りも楽しいですよ。
宵宮では曳山に乗せられるからくり人形が近くでじっくり鑑賞できます。
大津祭は、天孫神社の祭礼です。天孫神社境内では夜店が軒を並べ、参拝客で大賑わいとなります。
大津祭の詳細はNPO法人大津祭曳山連盟公式サイトへ http://www.otsu-matsuri.jp/home/
大津祭会場へ行くには、JR大津駅か京阪びわ湖浜大津駅で下車してください。