3月に入っても厳しい寒さが続き、開花が遅れていた皇子が丘公園のハツミヨザクラが間もなく満開を迎えようとしています。あと3~4日くらいで満開となる見込みです。

ハツミヨザクラってどんな桜なの?
ハツミヨザクラ(初御代桜)は、日本の桜の品種の一つで、寒緋桜(カンヒザクラ)と啓翁桜(ケイオウザクラ)を交配して作られた雑種です。以下にその特徴を詳しく説明します。
特徴
- 花の形と大きさ: 一重咲きで、花の大きさは中輪(直径約3~4cm程度)。花びらは5枚で、シンプルながら華やかな印象を与えます。
- 色: 鮮やかなピンク色が特徴で、寒緋桜由来の濃い色合いと啓翁桜の柔らかなトーンが融合した上品な色合いです。
- 開花時期: 早咲きの品種で、通常3月中旬から下旬にかけて咲き始めます。地域や気候によってはそれよりも早く開花することもあり、桜のシーズンの訪れを告げる存在として親しまれています。
- 樹形: 比較的コンパクトな樹形を持ち、庭木や公園などにも植えられやすいです。
由来と歴史
ハツミヨザクラは、寒緋桜の鮮やかな色彩と早咲きの特性、そして啓翁桜の強健さと美しい花形を引き継ぐことを目的に育成されました。名前にある「初御代」は、早春に咲くことから「新しい季節の始まり」を象徴していると考えられます。
魅力
この桜は、ソメイヨシノのような一般的な桜よりも早く咲くため、春の訪れをいち早く感じたい人にとって特別な存在です。また、花の色が鮮やかで目を引く一方、シンプルな一重咲きが上品さを際立たせ、観賞用として人気があります。
ハツミヨザクラは、日本の桜文化の中で、早春の風景を彩る素敵な品種の一つと言えるでしょう。
公園内の梅は満開
公園内で栽培されている梅はほとんど満開状態でした。

今週末からハツミヨザクラと梅の花見を楽しみたいですね!