大津市の真ん中湖西側にある皇子が丘公園は比叡山と長等山に続く小高い丘陵にあり、春は桜、秋は紅葉など四季折々の豊かな自然に恵まれています。
紅葉と桜の狭間になる冬のお勧めは野鳥観察です。広大な公園内をのんびりと散策しながらの野鳥観察はとても気持ちがいいです。
長年公園内を散策してきた筆者が撮影した野鳥を紹介させていただきます。
画像は55-210mmのズームレンズで撮影したものをトリミング加工しています。
イカル
年中観察できる留鳥ですが、群れで行動する冬の時期によく目にします。体長は23センチほど。嘴が黄色いので判別しやすいです。
ツグミ
10月頃にシベリアから日本へ渡ってくる冬鳥です。全長23センチくらい。地面を撥ねるように歩いているので観察しやすいです。
トラツグミ
冬によく目にするので冬鳥と認識していましたが、留鳥とのこと。斑の模様をトラに例えてトラツグミと命名されたのでしょう。ツグミと同じく地面を撥ねるように歩きます。全長はツグミより大きく30センチくらい。夜に「ヒィーヒィー」と気味の悪い鳴き声で鳴くことが多いので、昔から「鵺」と呼ばれています。
映画『悪霊島』の広告コピー「鵺の鳴く夜は恐ろしい」の鵺はこのトラツグミのことです。
シロハラ
冬にロシア沿岸から日本に渡ってくる冬鳥です。腹部が白いことからシロハラ。同じ種でアカハラという野鳥もいます。地面を撥ねるように歩くのはツグミと同じ。公園内でよく見かけます。
ジョウビタキ
冬にチベットや中国東北部から日本に渡ってくる冬鳥です。体長は15センチほど。オスは腹側がオレンジ色でよく目立ちます。あまり人を恐れないのか、お辞儀するように頭を上げ下げしながら近づいてくることがありました。
シジュウカラ
一年を通して観察できる留鳥です。白い頬が特徴的な15センチほどの小さな鳥で、公園内でも頻繁に見ることができます。
コゲラ
公園内にトントン・・・という木を叩く音が響くことがありますが、音の主がこのコゲラです。15センチほどの小さな身体で木肌を上り下りしています。ギィーギィーと鋭い声で鳴きます。
カワセミ
公園内の人工池を縄張りにしていましたが、カワセミ狙いのカメラマンが増えたことで現在は姿を見ることができなくなりました。生息中は公園内の人工池から不動川を伝って琵琶湖へ飛翔する姿を確認したことがあります。
皇子が丘公園へはJR大津京駅徒歩5分、京阪石坂線大津京駅徒歩2分。駐車場有。
野鳥撮影にお勧めカメラセット
始めての野鳥撮影ならミラーレスカメラと望遠レンズがセットになっているものを購入した方がいいです。SONYα6400のダブルズームのセットなら高画質で軽いですからお散歩カメラには最適です。