三井寺観音堂の上に”大津そろばん”の顕彰碑がある
三井寺観音堂から石段を上がったところに”大津そろばん”の顕彰碑があるのをご存じでしょうか?
石造りのかなり立派な顕彰碑です。
大津はそろばんの発祥の地
大津歴史博物館のサイトを確認すると、以下の説明が記されていました。
大津算盤は、慶長17年(1612)、大津一里塚町(現大谷町の西側)の片岡庄兵衛が、長崎で明(中国)から算盤を手に入れ、改良を加えたことに始まる。材質は、珠がツゲ、ヒイラギ、ウメ、枠がカシ、カキ、黒たん、紫たんなどで、桁の軸には丈夫な細竹が使用されていた。また枠や梁の裏側(底部)には、作者の居住地と名前が木版印刷された和紙が貼られているものが多い。算盤製造は明治期に入って廃れていったが、算盤師の看板や製作道具、宝永2年(1705)銘の算盤などが現存している。なお製作道具と宝永銘の算盤は市指定文化財。
大津歴史博物館サイトより引用 https://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/db/jiten/data/204.html
徳川家康が関東に江戸幕府を開いたのが1603年ですから、1612年というとほぼ江戸時代の始まりの頃。
現在のものとは形状が少し異なると言えどもコンピューター主流の今でもそろばんを習う子供は多く、そろばんは今でも現役の技能、算数の基礎です。
算数の基礎が大津で発祥だなんてとても誇らしいですね。
三井寺のサイトでも記述がありますので参照ください。
http://www.shiga-miidera.or.jp/about/walk/115.htm
“そろばんの碑”がある広場から見る風景は絶景
“大津そろばんの顕彰碑”があるのは三井寺の山手にある観音堂のさらに山手へ上がったところです。
広場には展望台があり、そこから眺める大津市街と琵琶湖は絶景です。