大津市滋賀里の山の中に”百穴古墳群”という史跡があるので紹介したいと思います。2019年11月9日に現地を訪問したレポとなります。
現地は鬱蒼とした山の中
京阪石坂線滋賀里駅から住宅地を抜けて15分ほどの山の中、背の高い木々が生い茂る森の中に古墳群はありました。
丘陵地に無数の石碑が転がる
“百穴古墳→”と書かれた道標から森の中へ入ると、大きな石がたくさん転がっていました。
横穴式石室発見
道らしき道はないので、とにかく歩ける箇所を伝って歩いていくと横穴式石室がありました。
石で積まれた石室の中は石がうまく積み重なって頑丈そうに見えます。
百穴古墳群とは?
現地には案内板が設置してあっては百穴古墳群の概要を知ることができます。
案内板によれば百穴古墳群は今から1400年前(古墳時代後期)に造られた墓石群、つまりお墓ということです。石室内には二、三人が葬られていたようです。
部屋は死んだ人を納める場所(玄室)と外を結細い通路(羨道)に分かれ、通路の入り口が穴のように見えることから百穴という名が付けられたそうです。
墓の主は大陸から渡ってきた渡来人と深く関係しているようです。この地域はその昔渡来人によって開発された地域なのでしょう。