久しぶりに日吉大社を参拝しました。
地元なんですが、なかなか行く機会がなかったです。
神社仏閣というと、京都へ行くことが多いですから。
大津市内にはたくさんの古刹があるのですが、京都に近いものだから、参拝というと、京都へ行ってしまいます。
京阪石坂線に乗って、終点の坂本駅で下車。
坂本駅は今年の3月17日から駅名が坂本比叡山口に変ります。
坂本には比叡山延暦寺に行ける坂本ケーブルがありますから、駅名に比叡山口と付くのは適切なことだと思います。
始めて来る人にもわかりやすい。
坂本駅から左手に道路沿いを歩くと、日吉大社の赤い鳥居が視界に入ります。
鳥居を潜って、しばらく参道を歩き料金所で入苑料を払います。
神社では珍しく、料金が必要です。
日吉大社は2100年前に創祀された古い神社
日吉大社は2100年前に創祀されたとても古い神社で、広い境内には国宝や重要文化財がたくさんあるんです。
それらの建造物の維持のため協賛金という名目で参拝者から料金を徴収しています。
大人300円の本当に僅かな金額です。それ以上の価値が境内にはあります。
参道を歩くとすぐに花崗岩でできた石橋・大宮橋を渡ります。
境内には大宮川の清流が流れていて、三つの石橋が掛かっています。
大宮橋、走井橋、二宮橋
江戸時代前期に建造された日本で一番古い石橋で、いずれも重要文化財に指定されています。
大宮橋はその中での一番大きな橋です。
途中に変った形の鳥居が立っています。山王鳥居です。
神仏習合の信仰を表しているそうで、「合掌鳥居」とも呼ばれています。
そういえば天辺の山形が合掌に見えなくもないですね。
老夫婦が鳥居に向かって礼拝をしていました。
西本宮
参道を奥まで歩くと、西本宮楼門があります。
残念ながら修復中のようで、周囲は工事の骨組みが組まれて、見栄えがよろしくなかったです。
楼門を潜ると、左手に参拝受付があります。アルバイトらしき巫女さんが参拝の受付をしていました。
節分の翌日の休日の割に参拝客が少ない。今日はとても寒かったですから仕方ないですね。
下の画像は西本宮本殿です。
ご祭神は大己貴神(オオナムチ)。「古事記」「日本書紀」に登場する大国主の別名。縁結びで有名な出雲大社と同じご祭神です。
境内には約40の御社
境内には約40の御社があって、東本宮に向かう途中、いくつかの御社を参拝することができます。
東本宮
西本宮と対になる日吉大社の東側の本宮です。
ご祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)。日吉大社がある山の地主神様です。
西本宮のような参拝客用の祈祷受付がなく、境内は静かな雰囲気に包まれています。
映画、テレビ時代劇のロケーション地
日吉大社は映画、テレビ時代劇のロケにもよく使われています。
最近では映画「無限の住人」、テレビではNHK朝ドラ「あさが来た」のロケが行われました。
日吉大社は全国に約2,000社ある日吉・日枝・山王神社の総本社で、境内には様々な神々が鎮座されています。
平安京ができると、ちょうど表鬼門の位置にあることから厄除け、災難除けの神様として信仰されています。
また比叡山延暦寺の宗派である天台宗の護法神でもあります。
境内には約3000本のモミジがあって、秋には紅葉の名所として賑わっています。
日吉大社公式サイト
日吉大社 | 平安京の表鬼門鎮座 方除・厄除の大社 神仏霊場 滋賀県17番
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