2026年の干支は「午(うま)年」です。
馬は「陽」の気が強く、行動力や飛躍の象徴とされる動物。そんな年に向けて、滋賀県大津市に「全国三馬神社」の一つに数えられることもある、知る人ぞ知るパワースポットがあるのをご存知でしょうか?
それは、三井寺(園城寺)の守護神として知られる長等(ながら)神社の境内にひっそりと鎮座する馬神神社(うまがみじんじゃ)です。
今回は、午年こそ訪れたいこの神社の本当の魅力と、周辺の三井寺エリアを楽しむ旅プランをご紹介します。
長等神社の境内にある「馬神神社」とは?
大津市の長等山(ながらやま)の麓、朱色の立派な楼門を構える長等神社。その境内の奥まった場所に、馬神神社はあります。決して大きくはありませんが、その由緒は古く、非常に珍しい「馬の神様」です。

疫病を鎮めた「馬の守護神」
馬神神社がある長等神社の公式サイトに由緒が記載されています。
馬神神社は長等神社境内にある社で、古来より牛馬の守護神として、全国の三馬神社の1つである。
http://nagarajinja.net/umagami/umagami.shtml
豊臣秀吉が信仰したとも伝えられる。
また、寛永年間に諸国に牛馬の悪疫が流行した時、当神社の神札を諸国に領布した所、悪疫が収まったと言い伝えられている。
東北、関東、山梨、長野など牛馬の使用が盛んな所や、競馬関係者の参詣が多い。
旧大津東町にあったが明治四十三年の省令により現在地に鎮座した。
2026年「午年」に訪れるべき3つの理由
午年の初詣や観光に、なぜここがおすすめなのか。その理由は、現代ならではのユニークなご利益にあります。
1. 競馬ファン・乗馬関係者の「聖地」

「馬神」という名の通り、ここは競馬ファンや乗馬を楽しむ方々にとって特別な場所です。
境内には馬に関連する絵馬やお守りが授与されており、「愛馬が勝ちますように」「万馬券が当たりますように」といった切実な願いが多く見られます。午年の2026年は、その勝負運のエネルギーが最高潮に達する年。ここ一番の勝負を控えている方には、強力な後押しとなるでしょう。
2. 「飛躍」と「立身出世」のパワー
馬は障害物を軽々と飛び越えることから、午年は「飛躍の年」と言われます。
また、長等神社自体も、天智天皇が大津京の鎮護として創建した歴史ある神社であり、立身出世や繁栄のご利益があるとされています。馬神神社の「突破力」と、長等神社の「守護力」を合わせれば、新しい年のスタートダッシュは完璧です。
3. ペットの健康祈願にも
元々が動物(牛馬)の疫病除けから始まった神社ですので、現代ではペットの健康長寿を願う飼い主さんの参拝も増えています。愛犬や愛猫、もちろん愛馬の健康を、干支の神様に守っていただきましょう。
境内の見どころと参拝ポイント
長等神社の境内は、三井寺のすぐ隣とは思えないほど静かで落ち着いた空気が流れています。
- 朱塗りの楼門: 明治時代に建てられたものですが、室町時代の様式を取り入れた美しい門がお出迎えします。まずはここで一礼。
- 馬神神社の社: 本殿の周辺にある摂社の一つです。小さいながらも、奉納された馬の像や絵馬が、ここが「馬の聖地」であることを物語っています。
- 絵馬掛け: 駆ける馬が描かれた絵馬に、ご自身の「飛躍」の誓いや願いを書き込みましょう。
あわせて巡りたい!三井寺エリア満喫コース
馬神神社(長等神社)は、観光名所である三井寺や琵琶湖疎水のすぐそばです。参拝後に立ち寄りたいおすすめスポットをご紹介します。
ステップ1:三井寺(園城寺)で歴史散歩
長等神社のすぐ隣は、西国三十三所観音霊場の第14番札所三井寺です。
国宝の金堂をはじめ、数多くの文化財があり、広大な境内は見応え抜群。「三井の晩鐘」として知られる鐘の音に耳を傾け、心を整える時間は格別です。春なら桜、秋なら紅葉の名所としても知られています。

ステップ2:名物「三井寺力餅」を味わう
参拝後の休憩には、大津名物”三井寺力餅(みいでらちからもち)”が外せません。
武蔵坊弁慶が三井寺の鐘を引き摺ったという怪力伝説にちなんだお餅です。きな粉がたっぷりとまぶされた緑色のお餅は、素朴で優しい甘さ。
「力餅」を食べて、午年の粘り強さとパワーを身体に取り込みましょう!
ステップ3:琵琶湖疏水を眺める
長等神社のすぐ近くには、京都へ琵琶湖の水を運ぶ琵琶湖疏水が流れています。
明治時代に作られたレンガ造りのトンネルの入り口は、レトロでフォトジェニック。天気が良ければ、ここから琵琶湖岸まで散歩して、湖の広大さを感じるのもおすすめです。

アクセス情報
馬神神社(長等神社 境内)
- 住所: 滋賀県大津市三井寺町4-1
- 電車でのアクセス:
- 京阪電車 石山坂本線「三井寺駅」より徒歩約10分
- JR琵琶湖線「大津駅」より徒歩約20分(またはバス利用)
- 車でのアクセス:
- 名神高速道路「京都東IC」より約10分
2026年は、長等神社から駆け出そう!
2026年の午年。
新しいことに挑戦したい人、勝負に勝ちたい人、そして動物を愛する全ての人にとって、長等神社の境内にある馬神神社は、訪れる価値のあるパワースポットです。
派手な観光地ではないからこそ、静かに自分と向き合い、力強い馬のエネルギーをチャージできるはず。
来年はぜひ、滋賀県大津市のこの場所から、幸運のゲートを開いて駆け出しましょう!




